今日もいっぱい仕事をしまして,3時のおやつに,以前いただいた物で,その中から1つだけ冷蔵庫に残しておいた梅ゼリーを食べました。
あ!「我が家の梅酒はどうなっているかな?」と並べて眺めながら,梅ゼリーを♪
これまでに,何度か味見をしたので,減っています(笑)。右二つは,もう,じゅうぶん美味しい!! 仕込んだのは,真ん中が6月中旬,右が5月下旬。
でも,もう少し置いたらまだまだ美味しくなるんじゃないかなあ~という希望的観測で,もうちょっと我慢しようかなと思います♪
いちばん左は,真ん中のものと同時(6月中旬)に仕込んだのですが,なぜか,色のつき具合をみても遅れをとっています。材料の比率は,3つとも同じです。
今年の梅酒の材料の比率は,
梅1:氷砂糖1:ホワイトリカー1.2
けっこう甘めです。ふだんあまり甘めは好まないのですが,リキュール系は,なぜか甘めが好きです。
両端は,酒でなく,酢です。こうして,酒と酢の字が並ぶと,漢字の成り立ちが目から入ってきて感動します!!酢というのは,必ず酒からつくられます。だから「酉(とりへん~酒器の象形)に作ると言う意味をもった乍(サク~木の枝で家の垣根などを作る様子の象形)」で,酢という漢字なんだ!漢字ってスゴイ!!
漢字で感動したついでに・・・,続いて英語。
梅酒を英語でなんて表現したらよい??
ちなみに,「梅酒」は,英語の翻訳ソフトでは,「Plum wine」と訳されます。plum(プラム)のほうも,wine(ワイン)のほうも私としてはしっくりきません。
①梅は,はたしてプラムに近いか?
梅とプラムは,共通点は大きさとフォルムくらいで,皮とか果肉の感じが違う気がします。梅はどちらかというと杏のほうが近いと思います。調べてみると,梅と杏は,バラ科サクラ属でやはり同じ。プラムは,バラ科までは同じですが,スモモ属(スモモ亜属)でした。
ということで,プラムでなく,杏,つまり,アプリコットというべきですね。
②梅酒はワインじゃないよね
そして,Plum wineのwineの部分もひっかかります。梅酒はワインか? ワインって,「果実(ぶどうやリンゴなど)そのものを発酵させてつくる醸造酒」のことでしょ?これは,リカー(この梅酒の場合は焼酎)に果物のエキスを抽出させたものなので,ワインではなく,リキュールです。
(もちろん翻訳ソフトは悪くない。日本の一般的な梅酒がどう作られているものなのかまで考えて答えてくれないもんね。でも,未来は,きっと100点の答えが返ってくるようになるだろうけどね。)
結論:
ですから,私は,梅酒は,「Plum wine」ではなく,「Japanese apricot liqueur」が適した訳だと思うのですが,いかがでしょうか?
この梅酒の解禁日は,そうだなあ~,よし,2022年1月1日にしよう!!味見はするけどね(笑)。
発酵研究家/発酵翻訳家/発酵料理人:土方夕暉(札幌)~発酵への探究心と発酵愛は北海道No.1!と自負(^^)/