美瑛でじゃがいも掘りをしました!そこで,1週間じゃがいも料理を必ずつくることにしました。本日6日目。ゴールが見えてきました!!
じゃがいも料理チャレンジ初日については,画像をクリック↓↓↓
アンドーバー・さやか・キタアカリ・男爵のそれぞれの特徴を踏まえて調理してきましたが,今回は,キッシュ。きちんとじゃがいもの味を感じるキッシュにしたかったので,選んだ品種はキタアカリ。比較のために男爵も少し加えました。キタアカリの特徴については,チャレンジ3日目をご覧下さい(↓↓↓画像クリックでリンクします)
ポテトキッシュ
キッシュね,ちょっとだけ手間かかるわよね。まず,タルトというかパイ?(パート・ブリセ)部分を焼かなければならないからね。市販のパイシートを使うとラクだけれど,あれだとたくさん層ができるタイプ(パート・フィユテ)の生地だから,私が好きなキッシュとは少し違うのね。だから自分でつくるしかないの。
パイ生地には,パート・フィユテとパート・ブリセがあります。
★パート・フィユテ(折り込み生地)
一般的にパイ生地というとこちらを想像すると思います。ミルフィーユとかアップルパイとかに使われている生地ね。あの層は,生地づくりのときに折って折って小麦粉(グルテンをつくるために強力粉使用)とバターが交互に重なることでできあがります。
★パート・ブリセ(練り込み生地)
ホロホロっともろい食感です。キッシュや,同じリンゴのスウィーツでもアップルパイではなくて,タルトタタンで使われる生地です。生地づくりでは,細かく刻んだバターを小麦粉の中でパルメザンチーズのようにパラパラにしていきます。
ちなみに,パートとつくものには,★パート・シュクレというものもありますが,これは,いちごタルトなどのスウィーツのタルトに使うタルト生地です。
さて,キッシュなので,私のこだわりで,今回は,パート・ブリセ。
生地は前日の夜中に作っておいてラップに包み,冷蔵庫に入れておきました。時間があるときにこれだけでもやっておくと数日は持つのでラクですよ。
一日置いた生地をタルト型にはめて,焼いて度台の完成。
中身は,以下の通りです!!
ここにシュレッドチーズも足して,牛乳と玉子を混ぜた液を流し込んでオーブンで20分で完成。今回は,ゴルゴンゾーラチーズも入ってかなり濃厚なので,生クリームは使わずにトライしてみました。
うん,生クリームなしでも,ゴルゴンゾーラのおかげでコクがあって美味しかった!!じゃがいもは,男爵もキタアカリも差が無い・・・ゴルゴンゾーラの香りが勝つからよね(笑)。
本日の発酵
本日の発酵食品は,シュレッドチーズ(裏にナチュラルチーズとしか記載していないので種類は不明)とゴルゴンゾーラチーズですね。乳酸菌が関与しています。ゴルゴンゾーラには,さらに青カビが関わっています。
ゴルゴンゾーラの青カビには,ペニシリウム・グラウカム等が使われます(詳細については,過去の記事で。上の画像↑↑↑クリックでリンクします)。
ペニシリウム・〇〇〇と聞いて浮かぶのがペニシリンですよね。ペニシリンも青カビです。現在のペニシリンは,確か,ペニシリウム・クリソゲナムだったかな?
青カビは300種類以上存在します。人間にとって有益のものから害のあるものまでいろいろです。
ペニシリンについては,「なんでも発酵!!~ドラマ『JIN-仁-』は,微生物ワールドだ!!」で解説しています(画像クリックでリンク↓↓↓)。
本日のワイン
今日は,冷たい白ワインが飲みたい気分だったので,ゴルゴンゾーラに合わせて,甘めのものをチョイス。ゴルゴンゾーラはイタリアのチーズなので,ワインもイタリアで合わせました。
イタリアの甘めの白ワインということで,アスティワイン。数年前にワイナリー見学をさせていただいたところのワインを合わせました。アルコール度数7%で低いです。低いということは,発酵を途中で止めているということです。ということは,ブドウの糖が酵母菌に食べ尽くされることなく残っているので甘いのです。泡も,あとから炭酸ガスを注入したものではなく,きちんと酵母菌が出した泡泡ですよ!!
美味しかった!!
さて,明日は,じゃがいも料理チャレンジ最終日・・・何つくろうかなあ・・・。頭にあるのは,コテージパイ,いももち,中山峠のあげいももどき,じゃがバター塩辛のせ・・・だんだん楽な方向へ・・・(笑)。コテージパイにしようと思っていたのだけれど,なんか道民らしく,じゃがバター塩辛のせも捨てがたい・・・。