毎日発酵生活~ボージョレ・ヌーヴォー2021

ボジョレーヌーボー フランスワイン 発酵 土方夕暉 札幌

昨日は,いつもお世話になっているチーズの先生への恩返し(労働で返す笑)で,講座のお手伝いをしたあと,そのまま生徒さん方も残って,今年のボージョレを開けて試飲しました。

昔,ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日,異様に盛り上がっていましたよね。バブル全盛の頃だと思います。残念ながら私はその頃は学生でしたので,テレビで大人たちがボジョレーで浮かれているのを「へえ~っ」と思いながら観ていたのを覚えています。活気があるよい時代だったのですよね・・・私が働く頃は,バブル崩壊後の就職氷河期ですもの。

今は,コスパのよいワインがたくさん入ってきていてワインの味の善し悪しもわかる日本人が増え,空輸のため割高で値段の割に味は・・・のボージョレの盛り上がりは,あの頃よりは下火となってはおりますね。でも,初物や旬を大切にする日本人ですので,せっかくだから味をどうこう言うよりも,それを有り難くいただこう!という感覚で今は楽しむ方が多いのではないでしょうか。私もそのくちです。楽しいですよね,仲間と同じ物を「美味しいね」と言いながら飲むって。これは,お祭りだから,本当に美味しいかどうかは問題ではないの(笑)。

ボジョレーヌーボー フランスワイン 発酵 土方夕暉 札幌

ボージョレ・ヌーヴォー

ちなみに,今年のキャッチコピーは,「挑戦の末たどり着いた,納得のヌーヴォー」だそうです。

うふふ・・・微妙で面白い。

3種飲みましたが,正直,いろいろしていて(チーズ切ったり,パスタ作ったり,片付けたり,話したり・・・),他のワインもあったので,私についでいただいたのがなんなのか,どれがなんだかよくわからないまま終わりました。いや,私,3種飲んでいないような気がする・・・。真ん中の白いラベルのは飲んでいないな・・・左と比べたかったな。

でも,楽しかったからまあいいか笑。

あ,昨日食べたチーズの中では,これが好きでした↓。

べっかいのチーズ屋さん ゴーダチーズ チーズ 札幌 発酵 土方夕暉

べっかいのチーズ屋さんのゴーダチーズ

 

本場,オランダのゴーダ・・・ではなくて,北海道べっかいのチーズ屋さんのゴーダです。コクと旨味がほどよくて,何より,好みの食感でした。やわらかさというか,歯ごたえというか。劣化したゴムとロウソクの中間くらいの歯ごたえ・・・ぜんぜん美味しそうな表現ではないですね(笑)。もちろん劣化したゴムもロウソクも食べたことはありません。

チーズもワインももちろん発酵食品!

今日も,発酵に感謝の一日でした。

 

ちなみに,今更ですが,「ボージョレ」とは,生産地のフランス・ブルゴーニュ地方のボージョレー地区のこと。「ヌーボー」とは,フランス語で新しいという意味です。

昔,友だちと絵しりとりをしていて,私はボージョレ・ヌーボーを友だちに答えさせるために描いた絵は,「ブドウワイングラスぬぼーっとした人」。もちろん伝わりませんでした笑。

 

発酵研究家/発酵翻訳家/発酵料理人:土方夕暉(札幌)~発酵への探究心と発酵愛は北海道No.1!と自負(^^)/