本日,11月11日は,チーズの日でした。
今日は,遅くまで出ていてチーズを食べる暇もなかったので,過去の紹介していなかった写真を。
いつもお世話になっているチーズのK先生チョイスのチーズです。食べながら,いろいろと教わりましたよ。
なかなかこれだけの種類を自分で集めるのは大変なので,いろいろ比較しながら味わえるのはありがたいですね。こういう勉強は大好きです。楽しかったな。
これだけのすばらしいチーズたちの中で,異彩を放つ,エビチー(笑)。これ,留萌の名産!数の子の入ったカズチーが美味しくて全国的に知れ渡ったので,「カズチーに続け!」で発売されたもの。エビチーも美味しい!でも,カズチーのあのプチプチはたまらないのよね。
ところでなぜ,11月11日がチーズの日?
語呂合わせを考えても無駄です。関係ないので笑。
西暦700年(平安時代)の10月の「政事要略」に,現在のチーズに近い「酥(そ)」の製造を朝廷が全国に命じたとい記録が残されてるからだそうです。
いや,ここまでの説明でもまだ「?」ですよね。
まずこの10月というのは旧暦ですから,新暦に置き換えて11月。そして11日は,なんのゆかりもなく,ただ覚えやすいからですって笑。
ちなみに,酥というのは,牛や羊の乳を煮詰めて濃くしたものなど,諸説あるので,ここでは割愛します。蘇という字をあてたりもするし,別の物だと考える説もあるし・・・,いろいろです。発酵させていたのか,させていたとしたらどういう発酵なのかもよくわかっていないようです。
もちろん,現在のチーズは,発酵食品です。ほぼ全てのチーズに共通している発酵は,乳酸菌が作用する乳酸発酵です。
日本特有の麹菌は,日本でだけ活躍している菌ですが,乳酸菌は,ヨーロッパではヨーグルトやチーズを。韓国ではキムチを。日本では味噌や醤油づくりなど,世界各国,どこにでもいて,多種多様な発酵食品をつくり出してくれています。
今現在,我が家では,キャベツに付着していた乳酸菌がザワークラウトをつくってくれていますよ!寒くなってきたので,少し時間かかるかな。
発酵研究家/発酵翻訳家/発酵料理人:土方夕暉(札幌)~発酵への探究心と発酵愛は北海道No.1!と自負(^^)/