「発酵あんこ」ってご存じですか?もともと麹の甘酒をつくる習慣がある人にとっては「小豆甘酒」と言った方が,しっくりくるかな? 水分量の違いですね。小豆と麹を原料として発酵(糖化)させ,水分が少ないとあんこだし,多いと小豆甘酒。
今回,いつもお世話になっておりますHBCさんの「今日ドキッ!~家事チャレ」のコーナーで,「天然さがたまらない!!」と私の周囲でもめちゃくちゃ人気があります波多野アナが「発酵あんこ」をつくることになりまして,その指南役!?で出演させていただきました。ありがとうございます!!!「波多野アナは本当に天然なの?」とよく聞かれますが,本当です笑。でも,ニュース原稿読むときは,ビシッとキメますよね。さすがプロですよね。
私が家で作るとしたら・・・
私は,家に発酵器(60度を保持できる機械。ヨーグルトメーカーとかね)があるので,圧力鍋で茹でた小豆と米麹と水を入れて,60度8時間でスイッチオンすれば出来上がるのです・・・が,発酵器はどこのご家庭にもあるわけではないということで,今回使うのは,炊飯器です。
炊飯器を使うとしたら・・・
炊飯器を使い,さらに,できるだけ簡単につくることができるほうがよいということで,収録までにいろいろ試行錯誤しました。小豆を茹でるのも圧力鍋ではなくて炊飯器で行えば工程も減り,手間も洗い物も少なくなります。でも,世に出ているレシピ通りに炊飯器で小豆を茹でても,たいてい硬いのですよ。硬いとぜったいに美味しい発酵あんこはできないの。小豆の特性を研究した上で,その特性を利用した茹で方法を炊飯器を使っていろいろ実験しましたよ!!それに,炊飯器で茹でるとなると,あんこ作りで一般的に行う「渋きり(茹でこぼし)」というアクをとる作業ができないというのも問題よね。でも,実は,小豆のアクっていうのは,サポニンなどのよい成分なので,えぐみや苦みが気にならなければ取り除かなくてよいものなのでは?と思っておりました。けれど,こればかりは,専門家でないと断言は無理よね・・・ということで確認しましたところ,最近の北海道産の小豆は,このえぐみや苦みが少ないので,渋きりはしなくて大丈夫なのだそう(いつもお世話になっているマービーK先生を通じて,北海道の農作物に精通している方に聞いてもらいました。ご協力ありがとうございます!!)。
そうして,試行錯誤でできたレシピなのでありました。時間もかかるので,一見面倒に思えるかもしれませんが,つきっきりでなくて大丈夫なので,ときどき様子をみながら気長に楽しんでつくってもらえたらなと思います。もんすけTVで配信されます↓。
【家事チャレ】砂糖不使用ヘルシースイーツ「炊飯器で作る発酵あんこ」~2021食トレンド予測の大本命「発酵あんこ」作りに波多野アナ挑戦!~ 2021年6月2日放送 – YouTube
麹の甘酒が身体によいというのはいつも語っているので割愛しますが,今回そこに小豆の良さ(抗酸化作用のあるポリフェノールや食物繊維と同じ働きをするレジスタントスターチなど)も加わって,罪悪感なく食べることができるおやつです。でもね・・・砂糖不使用とはいえ,小豆や米麹の主成分は炭水化物ですので,食べ過ぎはダメですよ。なんでも,ほどほどが大事。
明日は,スムージーです。本日のあんこも使ったスムージーもあるかも!?
お楽しみに!!