先日,札幌文化芸術劇場hiitaruでモーツァルトのオペラ「魔笛」を観ていて頭の中がおっぱいでいっぱいになったお話をしました。
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まあ,映画「アマデウス」のシーンが浮かんじゃったのですね。サリエリがモーツァルトの妻コンスタンツェに『ヴィーナスの乳首』というお菓子をすすめるシーンがあってそれをオペラ観ながら思い出しちゃったわけです。オーストリアの伝統菓子です。
それでですね,今回,実際にそのチョコレート菓子を作ってみたわけです。もちろんチョコレートも発酵が関わってますからね♪
映画に登場する「ヴィーナスの乳首」は,おそらく黒ぶどうの一般的なレーズン。私は,自分の好みで(笑),マスカットのレーズンにしましたよ。このほうが色がいくらか淡いでしょ。ん~~しなびているのがちょっと・・・そりゃ干しぶどうだからね(笑)。
外はホワイトチョコレート,中は,ビターチョコレートと栗たっぷりです。ラム酒も効かせています。
自分がこれまでに食べたことのないものは作ることができないので,大好きな番組,NHK『グレーテルのかまど』のレシピでつくりました。
~”アマデウス”のヴィーナスの乳首~ | レシピ | NHK「グレーテルのかまど」
ちなみにこのレシピでは,乳首部分は,レモンピールを使っていました。やはり,黒ぶどうのレーズンはこのレシピでは嫌われるらしいですね・・・(笑)。
美味しかったです!けっこうガツンと濃厚で甘いので,ブラックの珈琲とよく合いましたよ。日本人は,甘さ控えめをよしとする傾向がありますが,私はこういうお菓子は,しっかりと甘くあるべきだと思っています。また作ろう!
チョコレートは,アルコール発酵と酢酸発酵が関与している発酵食品です。日本に原料のカカオ豆として入ってくるときには,すでに発酵の工程は終わっています。どんな風に発酵させるのか詳しいことは(過去にも話しているけれど),また今度。今日は朝早くからいろいろしていて疲れました。モーツァルトの『レクイエム』を聴いてしんみりしたい気分・・・別に嫌なことがあったわけでないのよ(笑)。
発酵研究家/発酵翻訳家/発酵料理人:土方夕暉(札幌)~発酵への探究心と発酵愛は北海道No.1!と自負(^^)/