旭川の神居古潭(カムイコタン)に行列のできるとうきび屋さん「俺ん家のとうきび」があります。私は,知らなかったのですが,美味しくて超有名なとうきび屋さんなのだそうです(道民は,「とうもろこし」のことを「とうきび」って呼ぶことが多いです)。そこの茹でとうきびを私が幼少時代から大好きな親戚の叔父ちゃんが1時間並んで買ってきてくれて,いつも何かと私に美味しい食べ物をくれる面白い叔母からはカマンベールチーズをもらいました。家でさっそく「とうきびカマンベールご飯」を炊きました。茹でとうきび,そのままでももちろん食べましたよ。甘くて皮がやわらかくて,塩加減も絶妙で美味しかった~。多分,品種は,恵味ゴールド。
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「俺ん家のとうきび」の茹でとうきび
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甘さが売りのキウイブラザーズのピンチ!?
☆分量
米(2合)/水(400mL)/茹でとうきび(1本)/カマンベールチーズ(ミニサイズ2個~3個)/固形コンソメ(1個)/バター(少々)
茹でとうきびでなく,生でももちろん大丈夫!!エキスがご飯に出て,より美味しいよ。
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フランス産ミニカマンベールと函館トラピストバター
☆作り方
1.米を洗って水を切り,鍋に分量の水とコンソメを加えて30分ほど漬ける。
2.蓋を開けたまま沸騰するまで強火にかける(生のとうきびの場合は,このときから投入)。
3.沸騰したら,鍋の底からヘラでざっくりとかき混ぜ,バラバラにほぐした茹でとうきびを加え(芯も),切れ込みを入れたカマンベールチーズを上に置いて蓋をして弱火で10分。
4.10分後,火を止めて蓋をしたまま10分蒸らす。
5.10分後,蓋を開けて芯を取り除き,バターを加えて混ぜて出来上がり。
(上記のご飯の炊き方や分数は,STAUBのご飯専用鍋を使用のときの炊き方です。炊飯ジャーでももちろんできますよ。炊飯ジャーの時は,最初からとうきびを入れたほうがよいですね)
バターは発酵バターを使いました。カマンベールチーズを加えることを考えてくどくなりすぎないように5gくらいにしました。カマンベールチーズを加えないときは,10gくらい加えるとよいと思います。
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とうきびご飯
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とうきびご飯
名付けて,親子丼ならぬ,叔父叔母丼!!Mおじちゃん,Mおばちゃん,美味しかったよ,ありがとう!!!
本日の発酵
本日の発酵食品は,発酵バターとカマンベールチーズ。
発酵バターは,クリームを乳酸菌で発酵させてつくるヨーロッパの昔ながらの手法でつくるバターです。今も,ヨーロッパでは,発酵バターのほうが主流です。コクや乳酸菌由来の爽やかな酸味もあります。日本のバターは,ほとんどが,発酵させずに水分を分離させるだけでつくるバターです。今回使ったのは,函館トラピスト修道院の発酵バター(製造工場は,函館の隣の北斗市でした)です。
カマンベールチーズは,チーズ(乳酸菌による発酵)にカビ(ペニシリウム・カマンベルティ)を繁殖させてつくられたチーズですね。
旭川のとうきびと函館の発酵バターとフランスのカマンベールチーズがうまいこと融合しましたよ~。