毎日発酵生活〜なんでもかんでも見境なく塩麹や醤油麹を使うわけではない

ザンギ 唐揚げ 発酵 札幌 土方夕暉

私は、「味付けの際、醤油の代わりに、塩麹醤油麹を使うと料理に旨みが加わるし、麹菌(死菌でもOK)も摂取できていいですよ!」と事あるごとに発信しています!それは、本当だし、私自身もそうしています。だから一般家庭よりも、塩麹や醤油麹の消費割合はかなり高いです。

ただね・・・全ての料理に適用するべき!ということではないのです!使わない方が良いものもあるんです。それは、最終的な味とか食感を想像して判断します。

例えば、今日のランチ!実は、塩麹醤油麹も使っていません。

ザンギ 唐揚げ 発酵 札幌 土方夕暉

ザンギランチ(唐揚げのことを北海道では、ザンギとも言います)

ムネ肉が塩麹や醤油麹で柔らかく美味しくなる理由

いつも、鶏の唐揚げの時には、ヘルシーなムネ肉を使い、そこに塩麹醤油麹を加えてもみ込み、麹の酵素パワーで、タンパク質脂肪を分解させます。だからパサパサで硬いムネ肉も分解よって、柔らかくしっとりとなるのです。そして、タンパク質は、アミノ酸の結合でできていますから、酵素で分解されることにより、一つ一つのアミノ酸となり、それを私たちの舌は、旨味と感じることができるのです。

でもね、今日の鶏肉は、ムネ肉ではなく、モモ肉なんですよ!モモ肉ってもともとが柔らかくてジューシーでしょ!

そこにさらに酵素パワーを働かせたら・・・麹の酵素を侮ってはいけませんよ!すごいんですよ!

そう、柔らかくしすぎちゃうし、くどくなるのですよ!あなたは、鶏肉にそれほどの柔らかさを求めますか?ある程度の弾力はあったほうが良いでしょ?それに、旨みを通り越してくどくなるのは・・・ちょっとね、私は嫌です。皮もね、パリッとしているのが美味しいのに、酵素パワーが働くと、ふにゃっとしちゃうのよ・・・それは、嫌だ!

と言うことで、今日は、醤油や酒を使って、普通の唐揚げを作りました!久々のモモ肉の唐揚げ・・・美味しかった!!

ザンギ 唐揚げ 発酵 札幌 土方夕暉

ザンギ

我が家の「モモ肉の時の唐揚げ」

鶏モモ肉:1枚300g/塩・こしょう:少々/醤油:大さじ1/:大さじ1/ショウガすりおろし:一片分/ニンニクすりおろし:少々・・・・これらを合わせて少し置いて染み込ませた後に、マヨネーズ:大さじ1を加えてさらに置く。

(片栗粉:小麦粉は3:2くらい)をまぶして揚げて出来上がり(2度上げが美味しい)

ムネ肉を使うときは、調味料は、塩麹醤油麹のみ!それだけでじゅうぶん美味しい!!

さて、奥に見えるポテトサラダ!これも塩麹を使うのは、私的にはNGです!酵素ジャガイモのデンプンに作用して分解し始めて、シャバシャバになってしまいます。でも、シャバシャバ好きな方はどうぞ!

 

今日の発酵は、これね↓ 「アップルヴィネガー」と言ってしまうと、自分でりんご発酵させてにしたみたいな誤解を生むので、アップル&ヴィネガーね。りんご氷砂糖に漬けておいたものです。炭酸で割って飲むと美味しい!!

ザンギ 唐揚げ 発酵 札幌 土方夕暉

りんご酢(=りんご酢漬け)

は、疲れた身体を元気にしてくれます!!

 

 

発酵研究家/発酵翻訳家/発酵料理人:土方夕暉(札幌)~発酵への探究心と発酵愛は北海道No.1!と自負(^^)/