よく,私は,このブログでも麹の甘酒を使った料理を紹介しています。甘酒は,「飲む点滴」とか「飲む美容液」と言われるくらい,とにかく身体によい!!手作りすれば,酵素もたっぷり含まれるので,消化を手伝ってくれるよさもあります。手作り甘酒に塩を足せば塩麹代わりにも使えて,お肉をやわらかくしてくれたり,料理を美味しくしてくれたり,よいことづくし!
私は仕事がら,年中いろいろなものを発酵させます。そのため発酵器を持っているので,甘酒をつくるときにはそれを使います。
でも,今回は,どこのご家庭にもある炊飯器を使った方法をご紹介しますね。発酵器をお持ちの方も,以下の方法を参考に発酵器(60℃をキープできるもの)でラクしてできますよ。
【材料】は,米麹1袋だけ!
【道具・用具】は,新品の保存袋・炊飯器(発酵器)・キッチン用温度計・キッチン用アルコール だけ!
作り方は,コチラ(↓↓↓画像クリックでPDFファイルへ)
このレシピの分量でつくると,これくらい↓もったりした甘酒ができます。ジャム代わりにヨーグルトにかけて摂取するのにちょうどよい具合です。サラサラしたドリンクタイプがお好みでしたら,水を多くして作ってもよいですし,出来上がったものに水を加えてもよいです。飲みやすくするためには,ミキサーにかけるとよいですよ。
いくら身体によいといっても,糖ですので,摂り過ぎには気をつけて下さいね。
保存は「冷凍」がオススメ!!
1週間ほどで使い切れないと判断したときには,早めに冷凍することをオススメです。冷凍しても,栄養価は落ちないのでご安心を。
私は,冷凍甘酒と冷凍フルーツで,スムージーを作ります。甘酒×果物は最強の健康ドリンクです。
よく,冷凍すると麹菌が死んでしまうのでは?と心配される方がいますが,安心して下さい!麹菌は,麹の状態で売っているときからもう生きてはいません(笑)。生麹であれば,できたてほやほやのときは生きていますが,スーパーで一般的に売られている乾燥米麹の中に,麹菌は生きては存在していません。
麹菌って生きていなくてもいいの?
甘酒を健康のために飲むのは,生きた麹菌を摂取するためではありません。麹菌は死んでいてまったく問題ないのです。
甘酒をつくる際,60℃で発酵(正確に言うと発酵ではなくて糖化)しているときに,せっせと働いているのは麹菌ではなくて,麹菌が生前出しておいてくれた酵素です。
酵素が,米麹の米のデンプン(デンプンは,ブドウ糖がたくさんくっついたもの。この状態では,人間の舌では甘さを感じない)をジョキジョキ分解して,ブドウ糖にするので,甘さを感じるようになるのです。
そして,この甘酒には,麹菌が生前出したり,酵素作用で作られたりしたビタミンB群やコウジ酸,必須アミノ酸,オリゴ糖なども含まれるために身体によいのです。だから,麹菌が生きていなくてもまったく問題ないのです。生きている麹菌を渇望したとしても,どのみち胃酸でやられますので,同じことです。でも,死菌も腸内の善玉菌のエサになるので,役に立っているのですよ!
甘酒は,そのまま飲む(食べる)だけでなく,様々な活用方法があります。このブログでもたびたび紹介していますので,参考になさって下さい。
【甘酒の作り方】を動画で知りたい方はコチラ↓