毎日発酵生活~本日は「朝食はイギリス風にまとめてみました~でも菌はたくさん隠れていますよ」

hokkaido's hacco

今日の朝食は,イギリス風でまとめました。なんでまた,イギリス?どこが?と思うかもしれませんが,理由は単純。青カビのスティルトンチーズが家にあったからです。スティルトンはイギリスのチーズで,エリザベス女王が大好きなチーズともいわれています。

スティルトンチーズ

スティルトンチーズ

イギリスといえば,紅茶の国。そして,エリザベス女王つながりで更に思い出したのが,女王が好きな祁門(キーマン/キームン/キーモン・・・たぶんマとムとモの間の発音なのでしょう)紅茶。エリザベス女王のbirthday teaでもあります。これは中国の紅茶で,世界三大紅茶の一つです。他二つはインドのダージリン,スリランカのウバ(セイロンティーの一種)です。中国の紅茶ですが,中国人は飲まないらしく,日本人にもあまり人気はなく(ちょっとクセが強めなので),でも,ヨーロッパでは人気がある紅茶です・・・と,以前,とってもお上品な紅茶の師匠に教わりました。私は,紅茶は,ダージリンのセカンドフラッシュがいちばん好きですが,キームンも好きなので,家に常備しています(大きめのルピシアで販売しています)。渋みは少なく,スモーキーフレーバーが特徴です。昔、貿易で中国からヨーロッパへ茶葉を運ぶ際,カビないように炭火乾燥させたのがはじまりです。だからスモーキーなのです。

キームン紅茶~イギリスにゆかりのある書物と

キームン紅茶~イギリスにゆかりのある本たちと(私,イギリスに関係ある本持ってたかなあ・・・と本棚を探したら,意外とあるものねえ・・・と感心)

エリザベス女王の好きなチーズと紅茶はそろった(偶然)!!あとは,何を合わせようかなあ・・・と探していたら,偶然家にあったのが,イギリス食パン。食パンのはじまりは,イギリスです。そして,山形なのが特徴です。イギリスではとてもポピュラーな野菜「ルバーブ」の自家製ジャムもあった!!いつも手に入るものではないから,みつけたら必ず購入してジャムを作るの(緑色と赤色があります。今年は両方作りましたよ)!!あとスープもほしいなあと思って「イギリス人って確かジャガイモ好きよね」と即席で,ヴィシソワーズを作ってみました。ヴィシソワーズはイギリス料理じゃないけど・・・そこはご愛敬。

土方流イギリス風朝食

土方流イギリス風朝食

さあ,テーブルセッティング。ランチョンマットはどうしようかなあ・・・!あ,つい先日,母手作りのパッチワークの敷物をもらったんだった。パッチワークのはじまりは,そう,イギリス!!イギリス貴族のご婦人たちが,暇つぶしに優雅にやっていたそうよ!

母作のパッチワークキルト これまたイングリッシュガーデンを意識してベランダで撮影してみました

母作のパッチワークキルト これまたイングリッシュガーデンを意識してベランダで撮影してみました

ここまでしたのなら,BGMもイギリスにちなんだものを・・と思ったけれど,家にあったのは,イギリスの作曲家であるホルストの『惑星』。う~ん,朝からスケールが壮大すぎる。ビートルズの雰囲気でもない・・・。ミュージカル「CATS」もなんか違うよね・・・笑。あ,マイケル・ナイマンの「The Piano」があった!!マイケルだけど,アメリカ人?イギリス人?この音楽の雰囲気はイギリス人っぽい!どっちだ?と調べたら,ピンポン!イギリス人! よし,これでいこう。

ということで,スティルトンチーズを食べようと思ったばかりに,こんなにもイギリスワールドが広がってしまった朝でした(笑)。

思いがけず,優雅な朝のひととき・・・

思いがけず,優雅な朝のひととき・・・

 

 

あ,この朝食の中に含まれる発酵菌はね・・・

スティルトンチーズは,乳酸菌と青カビ。イギリス食パンは,酵母菌。紅茶は,完全発酵茶と言われているけれど,微生物(発酵菌)は無関係で関わっているのは酵素。あとは,ヨーグルトの乳酸菌。それとサラダはバルサミコ酢(これはイギリスでなくイタリア)を使ったので,酢酸菌など。発酵王国といえば,日本だけれども,ヨーロッパの食文化だって微生物(発酵菌)がいないと成り立たないものだわ・・・とあらためて実感。

hokkaido's hacco

なんだか,このかたち・・・撮影しているときには気づかなかったのですが,あとから写真を見て「北海道っぽい!!」と感じました・・・私だけかな!?

,